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NEW2019.5.23

雨が降りそうになると、なぜか頭痛やめまいが…

女性に多い「気象病」って?

天気が悪くなると、なぜか頭痛やめまいがしたり、体がだるくて気分が落ち込んだり。それはもしかすると、気圧の変化によって引き起こされる「気象病」かもしれません。メカニズムを知ることで正しく予防しましょう。

recommend point

kanemitsu
  • 雨が近づくと頭痛やめまいがする=気象病かも?
  • 気圧の変化やホルモンバランスが関係していて、女性に多い症状
  • 気圧アプリや頭痛薬を上手に使いながら梅雨を乗り切りましょう

self check list

雨が降る前、降っているときこんな症状があったら要注意。

  • ☑ 頭が重い・頭痛がする
  • ☑ 体がだるくなる
  • ☑ クラクラとめまいがする
  • ☑ ときどき耳鳴りがする
  • ☑ 耳がふさがる感じがする

health

自律神経の乱れが引き起こす、現代病の一種

「気象病」とは、天候の変化によって引き起こされる体調不良のことです。通常、気圧が下がると耳の奥にある「内耳」のセンサーがそれを感知。情報を脳に伝え、自律神経を介して血圧を調整するなど体をコントロールします。しかし何らかの原因でコントロールがうまくいかないと、わずかな気圧の変化にも過剰に反応し、自律神経をうまく調整できなくなります。そうなると天候が変化するたび気圧の影響を受け、頭痛やめまいなどが現れるように。「頭痛がすると、数時間後に雨が降る」「台風の前日は体が重い」などは、まさにその典型です。そもそも自律神経は、現代の生活に付きものである寝不足や疲労、ストレスなどの影響を受けやすい場所。気象病は女性に多い、と言われるのは毎月ホルモンバランスが変化することで、自律神経が揺らぎやすい側面があるからです。なかでも更年期を迎える40、50代の女性は影響を受けやすく。いったん調整機能が狂うと、症状を繰り返しやすいのも特徴。治療薬もありますが、自律神経の働きを取り戻さないとなかなか完治には至りません。現在、症状がない人は予防のため、症状がある人はこれ以上悪化させないよう、日常生活から自律神経のケアを心がけましょう。

今日からできる気象病の対策

規則正しい生活を心がける

昼は心身を活発に動かす交感神経、夜はリラックスをもたらす副交感神経と切り替えるのが自律神経の働き。平日・休日を問わず、起きる・寝る・食事の時間を、できるだけ一定にするとバランスが整いやすくなります。

運動をしてぐっすり眠る

日中、適度な運動をして体を温めておくと、夜になるにつれ体温が下がり、スムーズに副交感神経へとスイッチ。安眠を助けてくれます。寝る直前だと交感神経が働いてしまうので、体を動かすなら就寝2時間前までに。

事前に頭痛薬で予防しておく

痛みをガマンするのもストレスの原因。調子が悪くなりそうな天気のときは、鎮痛剤で予防をしましょう。市販薬を頻繁に服用する場合は、比較的体に優しい、アセトアミノフェンが主成分のものを選ぶと安心です。

気圧アプリで気候を知る

あらかじめ気圧の変化を知ることで、前もって薬を飲むなど対策が取りやすくなります。天気と気圧を予想し、症状の記録もできる『頭痛ーる』など、便利なスマホアプリもあるので予防に活用しましょう。

それでも、めまいや頭痛が辛かったら耳鼻科へ。

適切な治療で症状を和らげるためにも、天候不良とめまいや頭痛が連動しているように感じたら、キチンと原因を調べてみるのも大切です。症状が辛いときは耳鼻科に行って、必要に応じて検査してもらいましょう。

イラスト/山口洋佑

監修・木村聡子先生

きむらさとこ/医学博士。日本耳鼻咽喉科学会専門医。豊富な知識に基づく治療で信頼を集める。3人の男児の母として、子どもの耳鼻科疾患にも強い。女医+(じょいぷらす)所属。