気づいた人からきれいになれる。

NEW2019.10.1

イライラ、肌あれ、急な落ち込み…

知識があれば乗り越えられる! PMSの基礎レッスン

約74%の女性が、月経前の心や身体の不調に悩んでいると言われています。まずは正しい知識を知ることからはじめましょう。不調の理由を知るだけでも、気持ちが少し軽くなるはず。

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Tokizawa
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health

“これはPMSなんだ”と気づくことが、第一歩

――“PMS”の定義や原因を教えてください。
「PMSは“Pre Menstrual Syndrome”の略で月経前症候群のこと。生理が来る3〜10日前くらいに起こる心身の不調を指します。これらの症状は月経開始とともに自然に減退・消失します。はっきりした原因は解明されていませんが、排卵後に増加してくる黄体ホルモン(プロゲステロン)が関与しているということは分かっています。PMSであるという自覚がないと、いつもと違う自分を責めてしまったり、精神的に不安定になりがち。知識があれば相応の対処をすることができるので、まずは生理前にはこういった症状が出やすいということを知ってほしいですね(今井先生)」

Check!

生理前にこんな症状ありませんか?

□ 胸の張りや痛み
□ 手足がむくむ
□ お腹の張りや腰痛、頭痛
□ 怒りっぽくなる、イライラする
□ 便秘がちになる
□ 急に不安になったり、涙が出たりする
□ 食欲過多、あるものを食べ続ける
□ 睡眠過多や睡眠不足
□ 肌あれ、化粧ノリが悪くなる

複数当てはまる人は、PMSの可能性が。
自分自身に寄り添い、上手にケアしてあげて。

生理周期から見るPMS、PMDDの時期

「PMSは排卵が終わってから生理がくる前までの期間で起こる一連の症状。最近はPMSよりも深刻で精神的な症状が強く出るPMDD(月経前不快気分障害)で悩んでいる患者さんも増えています」
出典:「生理のミカタ」(バイエル薬品株式会社発行)

PMSに負けないで!

Self Care

① 食事はヘルシーなものに“置き換え”

お菓子やケーキ、チョコレートなどの甘いものが食べたくなったり、ついつい過食になってしまう人も多いはず。その場合は無理して我慢せず、“これなら食べてOK”という置き換えをあらかじめ準備しておくと安心。お菓子をドライフルーツ、炭水化物を野菜スティックなどに代えると罪悪感が軽くなります。「食事の面ではコーヒーや糖質、アルコール類の減量を心がけるといいでしょう。刺激物もできるだけ避けましょう」

② ピルや漢方にも頼ってみる

PMSに苦しみながら1人で悩む前に、婦人科に相談に行くのも手。比較的症状が軽いと診察に行くことをためらう方も多いようですが、月経周期における女性ホルモンの変動が関与している可能性もあるため、1度相談に行ってみることをおすすめします。「クリニックではピルや漢方の処方などで、症状を緩和することも可能です。ピルを飲んでもどうしても辛いという人には3、4ヶ月に1回だけ生理を起こす薬もありますよ」

③ ゆっくり入浴して身体をほぐす

PMSの改善を目指すためにも、今一度自身のライフスタイルを振り返ってみましょう。「仕事や育児、家事などで多忙な美研世代はどうしても生活が乱れがちになると思いますが、できる限り規則正しい生活を心がけて。定期的に身体を動かし、適切な睡眠時間を確保しましょう。シャワーで済ませず、入浴することも大切です。ぬるめのお湯にゆっくりとつかれば副交感神経が優位になり、自律神経も整っていきます」

④ ストレスマネジメントを取り入れる

起き上がるのが辛い、やる気が起きない、パートナーや家族にイライラをぶつけてしまう…。生理前は、様々なストレスがつきものです。ストレッチをしたり、アロマなどの香りを暮らしに取り入れるなど、できる限りストレスを溜めない工夫をしてみましょう。「没頭できる趣味を見つけて打ち込むのも良い気分転換になります。色々なことに興味を持って、毎日を楽しむ努力を。また話せる相手には先に事情を伝えておくといいでしょう」

監修・今井 愛先生

いまいまなみ/「麻布十番まなみウィメンズクリニック」理事長。医学博士、日本産婦人科学会専門医。北里大学医学部卒業。

イラスト/いいあい