気づいた人からきれいになれる。

NEW2020.2.7

迷える30代 くすみがち子が行く!

30代から知っておきたい「歯」のこと ~100歳まで自分の歯を守る! 歯のメンテナンス編~

recommend point

Kuribayashi
  • 80~90代になっても健康な歯を維持するために日頃から心がけたいことって何?
  • 女性は妊娠・出産時期に歯のトラブルに注意! その理由は?
  • 虫歯、歯周病と同じくらい気をつけたいのが歯ぎしりと噛み締め。その原因の一つは砂糖!?

health

死ぬまで自分の歯で美味しくごはんを味わうために!

人生100年時代といわれますが、80代の約半数の人は、自分の歯をすべて失っているといわれます。美味しく食事をしたり、楽しい会話は豊かな人生に欠かせないもの。80歳になっても20本以上自分の歯を保つための日頃のケアについて、美容大好き迷える30代くすみがち子と一緒に勉強しましょう!

迷える30代 くすみがち子

美容と甘いものが大好きな30代。気になる化粧品は片っ端から試してみる主義。朝と夜のシートマスクを欠かさず、スキンケアに余念がない。美容医療にも興味津々。最近は歯のホワイトニングを検討中。

歯科治療のスペシャリスト 吉田 いたる先生

吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック代表。自由診療専門医。予防やメンテナンスに重きを置いた高度な歯科治療を行っている。

Q 自分に合う歯科医院の選び方のポイントは?

  • 吉田先生、歯科医院はどうやって選んだらいいですか? HPを見ても違いがよくわからなくて……。

  • これまではどうしていましたか?

  • 近所の歯医者に通ってました。甘いものが大好きだからかすぐ虫歯になるので家から近くないと困っちゃう!

  • 家から近いのは便利ですが、それだけで選ぶのはちょっと心配です。コンビニより歯科医院の数の方が多いといわれてます。時間はかかりますが、3軒くらい歯科医院を巡って、自分といちばん相性のいいところに通うことをおすすめしますよ。

  • ヒョエ~! 3軒も!? どんなところを見比べればいいですか?

  • まずは毎回同じ先生に診てもらえることが大事です。曜日や時間で担当医がコロコロ変わるところは心配ですね。担当医が自分の歯の状態をきちんと理解してくれる病院がおすすめです。さらに顕微鏡を使って診察する歯科医院だとベストです。

  • なるほど! どこをチェックすればいいか見えてきました!

  • きちんと歯磨きができていて、問題がなければ定期検診は半年に1回でいいです。でもきちんと歯を磨けている人の割合は10人中1人か2人しかいないのが現実なんです。

  • え!? そんなに磨けてない人が多いんですか?

  • それが実情です。なのでまずは検診を受けてきちんと磨けているか診てもらってください。

  • あ、それは大丈夫です! 毎晩電動歯ブラシでちゃんと磨いていますから!

  • むむ! 電動歯ブラシは、つい磨けたような気になりやすいので、注意が必要です! 電動であっても「自動」ではないので、自分で正しい位置に歯にブラシをあてないときちんと磨けないのです。

  • 電動歯ブラシならテクニックいらずで磨けるわけじゃないんですね! ヒヤヒヤ! 正しい歯磨きってどうやればいいんですか?

  • それならこの動画をぜひ見てみてください。歯ブラシの選び方や当て方をご紹介しています。

  • 歯磨きの参考にしますっ!

  • 定期的なクリーニングでも、ただ歯科衛生士に磨いてもらうのではなく、それを自宅で再現できるように磨き方も覚えましょうね。そのためにしっかり指導してくれる常勤の歯科衛生士がいることも歯科医院選びの重要ポイントです!

  • ただ磨いてもらって終わり!じゃダメなんですね~。汗

  • そうです! くすみがち子さんは自分の歯がどんな形をしていてどんなふうに並んでいるかわかりますか?

  • 全然わからないです。そんなこと考えたこともなかった!

  • 歯磨きで大事なのは自分の歯について知ること。どこが磨けていて、どこが磨けていないか。きちんと把握して正しい歯ブラシの当て方や動かす方向を身につけてください。

  • ただホワイトニングして歯をきれいにするだけじゃなくて、それを維持できなければ、きれいな歯が台無しですもんね。

  • その通りです。虫歯や歯周病にならないためには1日1回でいいので、その1回を完璧に磨いてください。特に夜寝る前が重要です。虫歯も歯周病も唾液の量が減る夜間に進行するんですよ。

  • うわぁ。こわい! 夜の歯磨き、頑張らなきゃ!

Q 妊娠・出産すると虫歯になりやすくなるの?

  • 最近子どもが生まれた友だちから大きな虫歯ができたと聞いて。妊娠すると歯のカルシウムが赤ちゃんにいってしまって、虫歯になりやすくなるって噂、本当ですか?

  • それはまったくのデマです! お母さんの骨にあるカルシウムは赤ちゃんに移行しますが、歯のカルシウムが赤ちゃんにいくことは絶対にありません!

  • そうなんですね~。

  • ただ、ホルモンの関係で歯茎が腫れる場合はあります。妊娠性の歯肉炎です。その場合でも、そもそも歯磨きができていないなどで口の中の状態がよくなかった可能性があります。

  • 改めて歯磨きって大事なんですね……。

  • そうです。お子さんが生まれると育児が大変で自分の歯磨きが十分にできなくなって虫歯になりやすくなるんです。

  • なるほど! 自分より赤ちゃんに手がかかりますもんね。

  • 出産後は歯医者に行く時間を確保することさえ難しくなります。検診は妊娠の有無に関わらず受けて欲しいですが、特に妊娠がわかった際は、検診を受けて治療の必要性がある歯は、出産前に治療を終えておくのがベストです。

  • そうすれば虫歯があっても大きくならずに済みますね! 友だちにも教えてあげなきゃ!

  • ぜひそうしてあげてください。お母さんになったらお子さんの歯を磨くことになりますから、今のうちに自分の歯をきちんと磨けるようになれるといいですよね。虫歯も歯周病もあまりにもポピュラーなので、危機感がない方は多いですが、毎日の歯磨きと定期的な検診でリスクを減らすことができます。

Q 虫歯と歯周病と同じくらい多い歯のトラブルって??

  • 他に気をつけることってありますか?

  • くすみがち子さんは甘いものが大好きなんですよね?

  • はいっ! 週末は美味しいケーキ屋さんめぐりをするのが趣味で☆ 仕事のストレス発散には甘いものがいちばん!

  • それはとっても危険です! 虫歯と歯周病と同じくらい多いのが歯ぎしりや噛み締めで歯を痛めて来院する患者さんなんです。

  • ??? 甘いものと歯ぎしりがどう関係してるんですか?

  • くすみがち子さんは歯ぎしりや噛み締めはないですか?

  • ……そういえば一緒に温泉旅行をした時に友達から「くすみがち子の歯ぎしりがうるさくて眠れなかった!」と言われたことはあります。泣

  • そうですか。仕事のストレスも原因かとは思いますが、甘いものには大量に砂糖が含まれていますよね。砂糖は精製されているのでとても吸収が早く、血糖値が急激に上がります。血糖値スパイクって聞いたことがないですか?

  • ああっ! あります!

  • 急激に上がった血糖値は、反動でドカンと下がります。その状態が低血糖です。すると血糖値を上げるためにアドレナリンやコルチゾールといった興奮系のホルモンが出ます。これが歯ぎしりや噛み締めを誘発することがわかってきました。

  • つまり、寝ている間に低血糖を起こしているということですか??

  • その通りなんです。歯を噛み締める力は、ガムを噛む4倍の力が出ているといわれます。

  • そ、そんなに強い力がかかるんですか!?

  • そうです。だから歯ぎしりや噛み締めで歯がボロボロになってしまうんです。

  • こわすぎます……!!泣

  • 虫歯菌や歯周病菌の好物も砂糖です。虫歯や歯周病を防ぐためにも、食生活を見直すことが大切なんです。

  • だから虫歯になりやすいんですね。100歳になっても自分の歯で食事がしたいので、ケーキは2週間に1度に減らします……!

  • そうですね。お友だちと一緒のときは楽しく食べて、そのほかは抑えましょうね。できるところから始めて自分の歯を大切にしましょう!

self check list

\吉田先生監修! 正しい歯の磨き方を動画でチェック!/

吉田 格先生

吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック代表。自由診療専門医。日本歯科大学新潟歯学部卒。1997年、東京都日本橋にて開業後、2009年に銀座に移転。顕微鏡やレーザー・栄養療法などを駆使し、一般の歯科医院では手がけない高度な歯科治療を行う、日本では数少ない自由診療専門の総合歯科医院。https://y-dc.org

イラスト/いいあい