気づいた人からきれいになれる。

NEW2019.6.28

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コラーゲン [前編] Part1

捜査テーマ

コラーゲンで若返るのか?若返らないのか?

美肌=コラーゲン。若返りを目指す女性が求めてやまないスター成分、コラーゲン。だが、じゃあなぜコラーゲンなのか?、と尋ねられて答えられる人は意外と少ない。それどころか「豚足、手羽先を食べても意味なし」「塗っても届かない」なんて噂も。コラーゲン、結局、効くの、効かないの!? その真相を探ります。

life style

小西捜査員の美科学捜査:1

なぜ、『コラーゲン』が必要なのか?

  • コラーゲンは、とかく肌(皮膚)のイメージが強いのですが、筋肉、骨、血液、内臓などあらゆるところにあって、体を支える重要な成分ですよね。

  • その通りです。人は、コラーゲンがなければ誕生しなかったと言われています。私たちの体は60兆個もの細胞からできていて、細胞のひとつひとつを繋ぎ合わせ、体を形づくっているのがコラーゲンです。

  • つまり、肌どころの話ではなく、コラーゲンが不足するとそもそも人はその形を保てないということなんですよね。

  • そうなんです。例えばこんな有名な話があります。人が体内でコラーゲンをつくり出すためには、ビタミンCが欠かせないのですが、もし、ビタミンCが不足してコラーゲンがつくられなくなると、血管や内臓がボロボロになります。そして、全身のあらゆる所から出血し、最後には死に至ります!

  • 壊血病ですね。大航海時代、船乗りたちを震え上がらせていたという病気で、その原因は長い航海の間、保存食のみしか摂れなかったため、ビタミンCが不足してしまったことだとか。結果、200万人以上が 命を落としたそうですが、それも、結局の原因は体内でコラーゲンを作ることができなくなったことなんですよね。

  • はい。他にも体内のコラーゲン不足は様々な不調を引き起こす原因になるんです。例えば「骨」。骨=カルシウムと考えがちですが、実は、コラーゲンを芯にしてカルシウムをくっつけて新しい骨がつくられるので、コラーゲンが少なくなると骨折しやすくなるとか、骨粗しょう症になる可能性が高くなったりします。

  • 血管もですよね。血管が丈夫で健康的な構造を保つには、やはりコラーゲンが重要な役割を果たしていますよね!

  • そうなんです。コラーゲンが血管の中膜と外膜に十分に存在することで、弾力性と柔軟性のある強い血管がつくられ、良好な血流状態を保っているんです。それがままならなくなれば、血液がうまく流れず、様々な病気を発症する可能性がでてくるという訳です。

  • 肌はキレイだけど、体はボロボロで不健康な人っていないんじゃないかと思います。私達の体の全ての健康を支えているなんて、コラーゲンて改めて、凄い!

体は水分を除くと約半分がたんぱく質。その3割がコラーゲン!中でも特に多く含まれるのは骨と皮膚!

judge

鑑定結果

そもそもコラーゲンがないと人は死んでしまう

美捜研捜査員・小西さやか

国立大学工学部化学修士の視点からコスメを評価するコスメコンシェルジュ。 一般社団法人日本化粧品検定協会の代表理事、また各方面の顧問など要職もこなす

美科学のプロ・林田元治
(ドクターシーラボ研究開発部部長)

大学時代は有機化学専攻。研究開発・品質管理など35年のキャリアを持つ。皮膚の仕組みや効果的な成分を語らせたら右に出る者はなし

イラスト/STOMACHACHE.

シーラボ美研2018年7月号(6月21日発行)掲載記事