気づいた人からきれいになれる。

NEW2020.4.6

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ヒアルロン酸 Part2

捜査テーマ

定番の保湿成分・ヒアルロン酸。意外な機能と最新事情に迫る!

一般的にかなり浸透している「ヒアルロン酸」。“保湿”のイメージが定着し、何となく「肌に良い」と思っている人は多いが、ヒアルロン酸の効果は肌の保湿だけにとどまらない。その他の効果効能などを改めて捜査する!

life style

小西捜査員の美科学捜査:2

ヒアルロン酸研究の最前線は?

  • ヒアルロン酸を意識的に補うことが大切ということですが、最新事情はどうですか? とっておきの情報をお願いします。

  • はい! ヨーグルト発酵に用いられている乳酸菌からヒアルロン酸を作ることが多いのですが、最近はそれに新たな機能を付与したものがあります。

  • それはどのような機能ですか?

  • 例えば、ヒアルロン酸は分子が大きく、そのままだと肌の中に浸透しにくいので、分子量を小さくした浸透型ヒアルロン酸があります。角層の奥まで届き、留まることで、内側でうるおいをキープします。

  • おなじみの低分子化ですね!

  • はい。他にもヒアルロン酸には水に溶けやすく、水で洗うと流れ落ちてしまう性質があります。そこでヒアルロン酸にプラスイオン性をもたせて、マイナスに帯電している肌表面に磁石のように吸着させ、密着性と保湿力を高めた密着型ヒアルロン酸というものもあります。

最新のヒアルロン酸はいろんな種類があり、肌のどこに効くかも異なる。

  • 洗顔料はもちろんヘアケアにもいいですね! 他には?

  • 先ほど挙げた浸透型ヒアルロン酸で、肌の傷んでいる部位に吸着しやすくすることで、バリア機能にアプローチする機能を付与したヒアルロン酸もありますよ。

  • いろんな形でヒアルロン酸の高い保水力を実感できるわけですね!

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鑑定結果

様々な種類があるヒアルロン酸。
効かせたい部位に届け、留める技術はさまざま!

美捜研捜査員・小西さやか

国立大学工学部化学修士。化粧品研究&開発の経験を活かしコスメを科学的に評価する専門家コスメコンシェルジュ。 また各方面の理事、顧問など要職もこなす。著書に「美容成分キャラ図鑑」(西東社)など、これまでに13冊、累計36万部を突破。

美科学のプロ・林田元治
(ドクターシーラボ研究開発部部長)

大学時代は有機化学専攻。研究開発・品質管理など35年のキャリアを持つ。皮膚の仕組みや効果的な成分を語らせたら右に出る者はなし

取材・文/玉井由希子 イラスト/STOMACHACHE.

シーラボ美研2019年1月号(1月4日発行)掲載記事