気づいた人からきれいになれる。

NEW2020.4.6

FILE_008

セラミド Part1

捜査テーマ

肌のバリア機能に不可欠なセラミドの働きに迫る!

「セラミド」という言葉は耳にしているものの、どんな成分なのか?コラーゲン、ヒアルロン酸とともに3大保湿成分として広く知られているが、どのような働きがあるのか?まではよく知らないのが実情…。セラミドの効果効能とは何か改めて捜査してみる。

life style

小西捜査員の美科学捜査:1

セラミドが不足するとどうなるのか?

  • セラミドの重要性を知るには、セラミドがもしなくなったら?と考えるとよりわかりやすいと思うのですが。

  • 確かに。もしセラミドがなくなったら、肌はボロボロになってしまいます。

  • そうですね。セラミドは肌にとってなくてはならないもの。セラミドは肌表面の角層にあって、肌の一番外側のバリア機能を正常に働かせるための主成分ですから。

  • はい、セラミドは角層細胞どうしをつなぐ細胞間脂質という“脂質の構成成分の1つ” 。レンガ(角層細胞)とセメント(細胞間脂質)をイメージするとわかりやすいですね。もしなくなれば、バリア機能が低下して外からアレルゲンなどの異物が入りやすくなります。その結果、炎症を起こしたり、肌内部の水分も逃げてしまいます。

  • そうですね。細胞間脂質の50%はセラミドだから、ここで水分を蓄える=肌内部のうるおいが保たれていますからね。

  • その通り。ところで、人間の体は大半が水分で構成されているのに0度以下の場所でも凍らないのはなぜかわかりますか?

  • いいえ、不思議!どうしてですか?

  • セラミドは脂質なのに水分と結びつく性質があって、脂質が抱え込んだ水は凍らないんです(不凍水)。だから、氷点下でも顔が凍ったりすることはないんですよ。

  • 言われてみれば確かに、凍らない!

  • ただ、セラミドは肌の表面、角層0.02ミリの所にあるので、マッサージやゴシゴシ洗いなどの刺激で簡単に剥がれて、洗浄剤等と一緒に流れ落ちてしまうんです。

  • セロハンテープをピリッと剥がすと表面の角質が1層から数層とれてしまうくらい繊細なんですよね。クレンジングシートで強く擦ったり、洗浄力が高すぎるクレンジングも要注意ですね。

  • ええ、やさしく洗える泡洗顔や、セラミド入りの洗顔料は、セラミドが肌を保護してくれるのでおすすめですよ。

角層細胞どうしをつなぐ細胞間脂質の構成成分のセラミド。セラミドで守られている肌は水分がありうるおいもあるが、セラミド不足だと肌は乾燥し、トラブル発生の原因に。

judge

鑑定結果

セラミド不足の肌は無防備! 肌トラブルの原因に!

美捜研捜査員・小西さやか

国立大学工学部化学修士。化粧品研究&開発の経験を活かしコスメを科学的に評価する専門家コスメコンシェルジュ。 また各方面の理事、顧問など要職もこなす。著書に「美容成分キャラ図鑑」(西東社)など、これまでに13冊、累計36万部を突破。

美科学のプロ・林田元治
(ドクターシーラボ研究開発部部長)

大学時代は有機化学専攻。研究開発・品質管理など35年のキャリアを持つ。皮膚の仕組みや効果的な成分を語らせたら右に出る者はなし

取材・文/玉井由希子 イラスト/STOMACHACHE.

シーラボ美研2019年2月号(1月24日発行)掲載記事