気づいた人からきれいになれる。

NEW2020.5.20

小島慶子さんが語る「今日のケアが明日の肌をつくる」

life style

おうち時間できれいになる

 大学4年の終わりに、スキューバダイビングを始めました。意識して日焼け止めを塗るようになったのはその時。でも、振り返れば、塗り方がいい加減だったのでしょう。頬に大きなシミができてしまいました。
 二十代は仕事が忙しく、三十代は子育てで手いっぱい。顔は洗いっぱなし。シートマスクをしたまま、うっかり眠ってしまうことも。次男を出産し、顎に吹き出物ができたときも「とりあえず洗っておけばいいだろう」とゴシゴシ擦ってしまい……。それでも若い肌は、ハリを保っていました。
「忙しくて、自分を労わる時がない」
 これが当時の私の本音。そのあとシミをとるのに苦労しました。だから今、あの頃の自分に言いたいことがあるのです。
 「スキンケアは、今から習慣化しておくこと。そして自分の肌に対する知識を、十分に蓄えておいて」と。
 一度習慣にしてしまえば、忙しくても、食事をしたり、歯を磨いたりするように、無理せず手入れすることができます。それに若い頃から自分の肌を知っておけば、年齢を重ねて、少しずつ変わっていく肌に敏感になれるから。
 そう、歳を取るのは怖いことではありません。

 知人に90歳を超えても美しい人がいます。豊かな時の刻まれた肌は、透明感があって柔らかそう。きっと、肌との付き合いを大切にされているのではないかしら。年齢に伴う変化は自然なこと。大事なのは、自分の肌と仲良くなることです。手入れを重ねるほど、愛着が湧くものですから。
 リモートワークや外出自粛で、自宅で過ごすことがとても多くなった今だからこそ、自分の肌と向き合う時間も持てます。明日のための肌チェンジ。気づいた今から始めてくださいね。

小島慶子 ・ 談

撮影/横山創大 ヘアメイク/鈴木智香(a.k.a) スタイリスト/山本マナ